中村 中さんとの全国四カ所6公演ライヴツアーが決定!

まきちゃんぐが公私共にお世話になり尊敬するシンガーソングライター中村 中さんとのライヴツアーが2024年に公演決定しました。

全国四カ所、計6公演のライヴツアーとなります。

 

詳しい情報はscheduleをご覧ください。

公演へ向けて二人からそれぞれの気持ちを綴ったので一読いただけると幸いです。

 

【中村 中コメント】
岡山の城下公会堂という箱の入ったビルが老朽化により2024年になくなることを知りました。そのビルではライヴをしたり、十代の頃に出逢った仲間と再会をしたり、お酒を飲んだり、とにかく人との縁を結んでくれた思い出深い場所です。形容し難い寂しさのようなものを共有したかったのだと思います。岡山生まれのシンガーソングライターまきちゃんぐに連絡をして、一緒にこの場所に別れの挨拶をしに行こうと誘ったのがこのツアーを開催するきっかけでした。2023年は中野のコンサートホールが閉館しました。同年の夏に開催した全国ツアーの先々では、名古屋のひつまぶしの店、道頓堀の料亭など馴染みの店が閉店していたり、思い出の場所が建物ごとなくなっているのを知り感傷的になったりもしました。街も、人も、ずっと同じではいられません。常に変化しています。自分では望まない変化もあると思いますが、きっと選んだ方の道が最良の選択だと信じるしかありません。旅で訪れた地の、そこで出逢った人たちの事も、そこで生きていた人たちの息づかいも、出来れば出逢いたくなかった人の事も、酔って暴言を吐いたりとかそういう覚えておきたくない夜の事も全てが思い出であり、思い出とは街が変わっても変わらずに背中を押してくれるものだと思います。まきちゃんぐは、他人を見下してしまった時の情けなさや後ろめたさ、周りに押し付けられる理想と自我に板挟みになった時の迷いや戸惑いを歌にします。一筋縄では行かないシンガーソングライターと、忘れられない思い出を作る旅に出ます。

 

【まきちゃんぐコメント】

「変化」というものに対してわたしは少しだけ人より抵抗があると思う。

ましてや自分が好きだったものや場所に関してはことさら敏感かもしれない。

わたしの地元岡山にあるライヴスペース『城下公会堂』がビル取り壊しに伴い閉店する。

何度も何度も歌わせていただいた大好きな場所が無くなる知らせを聞き、ボンヤリといつか来るであろうと思っていたXデーがいよいよ現実的に近づくことを無意識に考えないようにしていたと思う。

そんな中、あたるさんから城下公会堂とのお別れライヴを二人でしようとお誘いいただき、喜んでと二つ返事でお応えした。

 

わたしはあたるさんが好きだ。

あたるさんの、どんな人に対しても誠実で、敬意を持って接してくれるところが好きだ。

あたるさんの、ステージ人としての絶対的カリスマ性が好きだ。

あたるさんの、知ったかぶりや雰囲気に流されたりしないところが好きだ。

あたるさんの、全身全霊で作る音楽が好きだ。

わたしのずっと前をずっと走り続けている人。

そんなあたるさんから城下公会堂へのお別れにわたしを誘ってくれたこと、うれしすぎる。

 

あたるさんと二人なら、この大きな「変化」もポジティブなものとして受け入れられるかもしれない。

そしてそこに吹く風は追い風かもしれない。

それはきっとわたしが向く方向で決まるのだ。

 

一緒にライヴツアーができること、本当に光栄です。

今回訪れるすべての場所で、また出会う人や経験がいつか追い風になるように。

わたしたち二人でしか生まれない時間と音楽をあなたに。